GUIDE(中綴じ)

中綴じ冊子の表紙・本文の作り方
+ AI入稿プロンプト(表紙デザイン・既存デザインの調整・本文PDFチェック)

中綴じ(ホチキス留め)は無線綴じと作り方が違います。背が無い・表紙を含めた全ページを1つのPDF・総ページ数は4の倍数の3点が要点です。このページの下で、条件を選ぶだけでAIに渡すプロンプトも作れます。無線綴じの場合は 無線綴じ用のページ をご覧ください。

1. 中綴じの基本(無線綴じとの違い)

中綴じ無線綴じ
綴じ方二つ折りにして針金で2か所留め背を糊で固めて表紙でくるむ
背無い(背文字も入れられない)ある(厚み=背幅、背文字可)
ページ数表紙を含めて 8〜48 の4の倍数
本文がマットコート135kgのときは32ページまで
本文 24〜300 の偶数
入稿PDF表紙から裏表紙まで1つ(1ページ目=表1、最後=表4)本文と表紙を別々に(表紙は展開1枚)
表紙の紙本文と同じ紙(共紙)か、別の厚い紙別の厚い紙
向いている冊子パンフレット・会報・プログラム・写真集小説・論文・記念誌・マニュアル

2. サイズと塗り足し

  • 全ページを仕上がりサイズ+四辺3mmの塗り足しで作ります。例:A4(210×297mm)→ 作成サイズ 216×303mm。背景が白で端まで絵柄の無い冊子なら、仕上がりサイズのままでも構いません(全ページどちらかに統一)。
  • 表紙も同じ単ページサイズです。背が無いので「表4+背+表1」の展開は作りません。見開きでデザインした場合は、入稿前に中央で2ページに分けます。
  • 外周3mm(塗り足し)は断裁で切れます。文字・ロゴ・顔は仕上がり線から5mm以上内側に。
  • クリープ(押し出し):紙を重ねて折ると内側のページほど小口に押し出され、外側がわずかに切れます。20ページ以上は小口側の余白を1mm、32ページ以上は2mm、48ページ以上は3mmほど多めにとると安全です。

3. 綴じ方向とページの並び

左綴じ(横書きの本)

表4(裏表紙)
表1(表紙)

中央は折り目だけで背はありません。外側の破線まで(3mm)絵柄を伸ばします。

開いたとき表紙は右。本文は奇数ページが右、偶数ページが左。

右綴じ(縦書きの本)

表1(表紙)
表4(裏表紙)

開いたとき表紙は左。本文は奇数ページが左、偶数ページが右。

PDFの並びはどちらも「1ページ目=表1、2=表2、3〜=本文、最後の1つ前=表3、最後=表4」です。綴じ方向で変わるのは、見開きにしたときの左右と、ノド(綴じ側)の位置です。

4. 表紙データの作り方

  1. 単ページで作る表1と表4をそれぞれ 仕上がり+塗り足し のサイズで。共紙の場合は表2・表3も同じサイズで(印刷しないなら白紙)。
  2. 見開きでデザインする場合幅=仕上がり幅×2(背なし)+左右3mmで作り、入稿前に中央で分割。中央の折り目をまたぐ文字は置かない。
  3. 本文PDFの先頭と末尾に入れる表1→表2→本文→表3→表4の順で1つのPDFに。別ファイルにしない。
  • AIで作った画像を使うとき:作成サイズ(例 216×303mm)のページを先に作り、画像を塗り足しの外端まで広げて配置。縦横比が合わないときは拡大して端を切る(縮めて余白を作らない)。文字はAIに描かせず、別オブジェクトで後から置く。
  • 表紙を別の厚い紙にする場合も、PDFは1つのままです(紙の指定は注文画面で行います)。
  • PDFにするとき:ページサイズ=作成サイズ、トンボ不要、フォント埋め込み、画像300dpi以上、CMYK推奨。Canva は「PDF(印刷)」+「塗り足しを含める」。

5. 本文データの作り方

  • ページ数:表紙4ページを含めて4の倍数。本文が足りないときは、巻末に白紙ページを足すか、表3(裏表紙の内側)を白紙にして数を合わせます。
  • 余白:綴じ側(ノド)は8mm以上、ほかの3辺は5mm以上。中綴じは根元まで開くのでノドは無線綴じほど広くなくて構いませんが、ページ数が多いときは小口側をクリープ分だけ広めに。
  • ページ番号は小口側か下中央に。入れることをおすすめします(製本時のページ順の確認に使います)。
  • 見開きで絵柄をつなげるページ(写真を2ページにまたがせる)は、中央の折り目に顔や細い文字が来ないように。左右のページの絵柄は、塗り足しぶん(3mm)重なるように作ります。
  • 色:小さな文字は黒1色(K100%)。モノクロ印刷の冊子は本文をグレースケールで。カラーとモノクロの混在は中綴じでは選べません(全ページ同じ色数)。
  • PDF:1ページずつ、読む順が基本。見開きで書き出したPDFでも入稿できます(注文画面が見開きを見分け、順番を確認してから単ページに分割)。フォント埋め込み。アプリ別の操作は アプリ別の作り方。

6. AIで表紙デザインを作る・本文PDFを点検するためのプロンプト

条件を選ぶと、ChatGPT・Gemini・Midjourney などに貼り付けるプロンプトができます。中綴じ用に、背なし・単ページ・4の倍数・クリープの注意が入ります。

入力内容はこのページの中だけで使います(サーバーには送りません)。

この条件の要点

    生成されたプロンプト

    AIが出した画像は mm どおりの寸法にはなりません。生成後にテンプレートへ重ねて確認し、表紙を含めた1つのPDFで入稿してください。

    7. よくある失敗

    ページ数が4の倍数でない

    14ページ・18ページは作れません。白紙ページを足して16・20ページに。

    表紙だけ別のPDF

    中綴じは表紙も同じPDFの先頭と末尾に入れます。別ファイルだと自動チェックでページ数が合いません。

    背文字を入れてしまう

    中綴じに背はありません。背文字が必要なら無線綴じへ。

    見開きPDFのまま入稿

    そのままで大丈夫です。注文画面が見開きを見分け、左右に分けたあとの順番を確認してから単ページに分割します。右綴じ・左綴じの選択だけ正しくお願いします。

    小口ぎりぎりの文字

    ページ数が多いとクリープで外側が切れます。小口側は余裕をもって。

    表紙と裏表紙の取り違え

    右綴じ(縦書き)は表紙が左。PDFの1ページ目が表1であれば向きは正しく処理されます。

    中綴じ冊子の価格をその場で確認

    サイズ・ページ数・部数を選ぶだけ。1冊から注文できます。

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